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おやすみプンプン(Goodnight Punpun) 3巻 raw・ネタバレ

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小中学生の境界線で、プンプンの世界は歪み切った。愛子ちゃんへの思慕は純粋な憧れから、出口のない執着へと変貌を遂げる。中学生になり、自意識の濁流に飲み込まれた彼は、もはや鳥の姿ではいられない。かつての友人たちとの絆も、思春期特有の苛立ちと無理解によって綻び始めていく。神様を呼んでも何も答えないこの絶望的な日常で、彼らは大人になるための通過儀礼として、残酷なまでの現実に直面し、精神をすり減らしていくことになるのだ。 一方、雄一おじさんには恋を予感する出会いが…!?●その他の登場人物/小野寺プンプンママ(プンプンの母親。離婚後も性格は相変わらず) 、小松(同級生。生粋の右利き。バトミントン部所属)、関"

⚠️ ネタバレを含みます。

中学へ進学したプンプンは、初恋の残骸を抱えたまま、自身の内側に潜む黒い衝動と対峙する。愛子との再会は甘美な記憶を呼び起こすどころか、彼女が抱える深い闇と家庭の崩壊をまざまざと見せつけ、プンプンの心をえぐる。一方で、関と清水の間に流れる奇妙な友情は、清水の特異な妄想と世界観に引きずられ、周囲を巻き込んだ不穏な空気を作り出す。プンプンの伯父・雄一もまた、自身の歪んだ過去の因縁から逃れられず、血の呪縛が日常を蝕んでいく。誰かを救いたいという祈りは届かず、他者への無関心や身勝手な暴力が積み重なる中、プンプンはただ、自室の隅で自分を殺す術を模索し続ける。誰も彼を救えない。この巻で描かれるのは、成長という名の緩やかな自殺であり、かつて光であった愛子という存在が、最も遠い絶望へと姿を変えていく過程そのものである。学校という閉鎖空間での序列、家庭という名の逃げ場なき檻、そして少年が手にする「孤独」という名の武器は、やがて取り返しのつかない悲劇の引き金を引く予兆として、読者の喉元に深く突き刺さる。
著者浅野いにお
出版社小学館
発売日2008-06-05
3巻3巻

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