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おやすみプンプン(Goodnight Punpun) 6巻 raw・ネタバレ

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孤独がプンプンの精神を侵食し、境界線は完全に崩壊する。祖父の死、母の無機質な日常、そして自分を拒絶する世界。高校生という仮面を被った少年は、自身の妄想と現実の狭間で醜悪な欲望を肥大化させていく。誰にも理解されない純粋ゆえの狂気。あどけない鳥の姿をしたプンプンの内面は、かつて愛した少女・愛子への執着と、自分を肯定してくれない世間への憎悪で黒く塗りつぶされていく。逃げ場のない鬱屈が、この巻で決定的な亀裂となって顕在化する。 \n●本巻の特徴/プンプンママが突然の入院。彼女は入院中にひとりの少年と出会い、やさぐれ気味だった心情に変化が訪れるが…。一方、母親の手術当日に、同級生の蟹江さんとのデートで浮かれるプンプンは…? \n●その他の登場人物/プンプンママ(プンプンの母親。離婚後も性格は相変わらず。若干アル中)、プンプンパパ(プンプンの父親。離婚後もプンプンに手紙を送ってくる)、蟹江梓(プン"

⚠️ ネタバレを含みます。

祖父の死が引き金となり、プンプンの家庭環境は崩壊の一途をたどる。母が連れ込んだ男の吐息、自分を排除する冷たい空気の中で、プンプンはただ無力感を噛み締める。中学卒業という儀式は彼に何の変化ももたらさず、高校生という新しいレッテルが余計に彼の存在を浮き上がらせる。彼は蟹江さんとの薄っぺらなデートを空想することで孤独を紛らわせるが、心の中では依然として初恋の相手、田中愛子の面影が呪いのようにこびりついている。自身の妄想の中で、彼はかつて約束したはずの「宇宙」を目指すのではなく、より深くドロドロとした性衝動の沼へと足を踏み入れる。この巻の核心は、彼が抱く「神」への依存と、自己投影した神そのものが吐き出す残酷なまでの自己否定にある。自分は選ばれた存在なのか、それとも掃き溜めのゴミなのか。その問いの答えを求める旅は、もはや正常な少年の思春期とはかけ離れた、破滅的な自己破壊へと突き進む。彼が手にするのは救いではなく、手遅れなまでの空虚な絶望である。
著者浅野いにお
出版社小学館
発売日2009-12-26
6巻6巻

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